「計画運休」から学ぶ事。
台風10号の影響により、新大阪~小倉が終日運休している。
これは前日の11時に発表されたものである。
JR西日本は2013年から「計画運休」を実施している。
相手が「自然」であるので、当然当たり、外れはある。
それでも最近の天気予報の確率の精度は高い。
昔はギリギリまで粘って、運休や遅延のパターンで済んでいたが。最近の天候(自然災害)は大きい。(私は温暖化と何らかの関係があると思っている。)
結論、これだけ技術革新されても所詮人間は自然にはかなわないのである。
話はJR西日本に戻す。
JR西日本という会社は言い方は良くないが、消極的な会社と思っている。
当然安全第一であるから、危険を感じたらストップは誰でもそう思う。
それと、JR西日本は過去福知山線脱線事故など、それなりに事故は起こしていたから、安全第一には力を入れていなかったと思われても仕方がない。
そう考えると、「安全第一」にするにはどうすれば良いのか???
1番は「走らせない事」であろう。
当然「公共交通機関の使命を放棄している。」と声もある。
それでも「もし自分が台風に近づいているのに、仮に見知らぬ他人を車に乗せる事をするであろうか?」
これは極端な話ではある。
あぶない可能性が高いのにあえて行うのは???
これはブラック的な発想になるのではなかろうか???
当然賛否両論、本数を減らしてギリギリまで運行させるのも良し、
今回のように終日運休も良し。
鉄道会社も営利目的で鉄道を運行している。運行のリスクと天秤にかけて判断している。
それと1番の悩みは乗客。
このような状況で運転されれば、徐行、途中で立ち往生、運転見合わせなど安全の為に通常運行はありえない。
ここで絡んでくる輩も当然いる。それを対応する社員さんもとても理不尽を感じるであろう。
文句があるのであれば、車内から強制退場させるなども出来ないし・・・(笑)
世の中安全基準のレベルは日々高まっている。
「そこまでしなくても良い。」という事にまで目を配らなくてはいけない時代。
ちょっとした事でも叩かれる時代。
この面倒くさい時代でやっていくには「計画運休もあり」であろう。
1番大切なのはそこで働く方々。
「社員を大切にする会社。」と謳う会社がこのよう状況で働かせるのは???
「人材は人財」であれば「本日は台風の為、従業員安全の為休み」も当然ではなかろうか?
この辺の考えのレベルは人それぞれ。
現状、自然には逆らえないという状況から、賢い選択をするしかないし、そこで予定が狂ったなど損害があるのも事実だが、それを許す時代にしなければならない。