「フードロス」に対する私の考え。
ファミリーマートが土用の丑の日のうな重の販売方法を完全予約制にした結果、店舗の利益が平均で約7割増え、販売額は約2割減少したが、廃棄費用が大幅に減り利益を出したそうである。
これが本当であれば、今までのやり方は???
利益が7割もアップしたのだから・・・
ちなみに本部の利益は当然減った事になるが・・・
「店舗あっての本部」という図式が成立する。
ちなみに私も過去スーパーで7年働いていた端くれであります。
入社当初は廃棄ロスは心が痛みました。
しかし、時間が経つにつれ何も感じなくなりました。
「食べ物ではなく商品」という認識に変わったのであります。
「美味しい物を食べてもらう。」ではなく「売れれば良い。」という考えになってしまったのでしょう。
それでも、売れ残った物は単純に「作る必要がなかった商品」であります。
今で言うと「無駄な労力」です。
その商品を売る努力(例えば、値引き、陳列する時間が遅かった・・・)をしなかったのも原因の可能性も当然あります。
毎年の売上等でその年の生産量はある程度数字に出す事は出来ます。
特にコンビニの場合、売れた個数、時間、購入者の性、年齢などきめ細かく一発でデータで出す事が出来るでしょう。
当然、去年より売上を作るのは当然の事でしょう。
商売ですから、毎回反省し、次回に生かす努力、対策が必要です。
その中で「多少の廃棄ロスはやむを得ない。」と私は思います。
それでも、「廃棄の可能性が非常に高いやり方はいかがなものか?」と思います。
コンビニの場合は本部、スーパーの場合は本社が現場を知っているのに理不尽を押し付けるのが最大の要因です。
売れなかったら現場の責任にする。
本部、本社もデータがしっかりとあり、それなりに売上の予測は出来るはずです。ましてや今であればAIで一発で数字を上げてくれるでしょう。
現場にただ穴をたたくやり方がもう時代遅れです。
データを提示し、現場とすり合わせて販売目標を作っていくやり方が誰もが納得するでしょう。
話は反れましたが、予約販売だけで7割も利益が増えたのであれば、これからもこのやり方を継続すべきです。
しかし、予約の無理なノルマを店舗に課する可能性が高いのでここは注意が必要です。